チャーリー・ブラウンのクリスマス
今年も「ダイ・ハード」のつもりだったけど、それにも飽きてきたんで、今回は「チャーリー・ブラウンのクリスマス」(スヌーピーのメリークリスマス)。
チャーリー・ブラウンはいつだって後ろ向き。
何をやってもうまくいかないし、みんなにはバカにされる。
もうすぐクリスマスだから、みんなは楽しそうにしてるけど、
チャーリー・ブラウンはひとり落ち込んでいる。
彼はクリスマスに違和感を感じて、心から楽しめないでいるのだ。
派手なツリーに、浮かれたムード。プレゼントにお金を要求する妹。
すべてが彼を混乱させる。
「クリスマスっていったいなんなんだ!」
噂は予々聞いておったけど…
これ、すごい。すっごく好い。
彼の世界が、ほんのちょっとだけ変わるとき、こっちの世界も同じように変わってしまう。だから彼の踏み出す一歩に、思わず涙が出てきてしまう。
彼の一歩の広がりに、どうしようもないほど感動してしまった。
このチャーリー・ブラウンの可愛さだけで、クリスマスっていいもんだなあって思える、なんてことなくて、なんてことなくない、とても素敵な作品だった。
ただ絶対泣くから、来年までおあずけだ。
1965年12月9日 アメリカで放送/アメリカ/25分
監督:ビル・メレンデス/原作・脚本:チャールズ・M・シュルツ