ランゴ
今日は109シネマズMM横浜で「ランゴ」と「カウボーイ&エイリアン」。特に期待もせず、予備知識も無く見た「ランゴ」だけど、コレ怪作。面白い。立派。
ヴァービンスキーが楽しんで作ったんだろう事がビンビン伝わってくる異常なアッパーさが素晴らしい。好きな事、やりたい事をこれでもかと詰め込みながら、しっかり商品として成立させていて、なんか舐めててすいませんという感じだ。
西部劇だって事さえ知らなかったもんで、名前がジャンゴのもじりだって事や、まさかのヒーロー a.k.a.亡霊ガンマン登場(顔半分は影であって欲しかった)に、バカじゃねーのと思いながらもちょっと嬉しくなってしまった。
フォードにもレオーネにもペキンパーにもなれない男が、照明も演出もロケーションも自由自在なCGアニメーションの力(そこには宮崎駿もティム・バートンも、最近ならヒックとドラゴン、Mr.FOXも含まれる)を借りてかなり頑張ってる。ここまで頑張ってる「ランゴ」において、目新しくない事なんてなんの弱みにもならない。
もちろんお金が沢山掛けれたからってのはあるんだろうけど、これこそ正しいお金の使い方でしょ。贅沢にハシャギきり、ちゃんと楽しませる事を考え、その上2時間切ってきた。ヴァービンスキーもやるもんだ。
そんで続いて「カウボーイ&エイリアン」。疲れのせいかハリソン・フォードが出てきたあたりで寝てしまった。起きたらもう取り返しのつかないとこまで進んでいて…。ただ明らかに高度な知的生命体には見えないなにかが襲ってくるシーンがとにかく暴力的だったんで、巷で言われているほど悪い映画じゃないんじゃないかとちょっと気になってる。機会があればまた。
2011年10月22日 日本公開/アメリカ/107分
監督:ゴア・ヴァービンスキー/声の出演:ジョニー・デップ
2011年10月22日 日本公開/アメリカ/118分
監督:ジョン・ファヴロー/出演:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード