モンスターズ/地球外生命体

シアターNに行こう行こうと思ってたら、内覧DVDで観れることになったんで得した気分。

金が無いから観たことないようなVFXや、有名役者なんて期待できない。ただ今作で監督・脚本・撮影をつとめたギャレス・エドワーズは、ありったけのアイデアを詰め込んで、時に都合よく、時に斬新な作品に「モンスターズ/地球外生命体」を仕上げた。

たった130万円で制作されたことが良い意味での開き直りを生んだのか、細かい理由やら理屈やらそんなんどうだって平気だって感じが頼もしい。スクート・マクネイリーのカメラやホイットニー・エイブルの意味ありげな怪我、それにアメリカで出会うババアに何の意味も無いのがまたいい。あいつらがスタンドでまさかあんなことをってラストのバカっぷりも素晴らしい。
うん、この「モンスターズ」はバカで都合いいかもしれないけど、作品を信じてる強さがある。だから当然面白い。オススメ。
そのうえ予想外にステキでうっとり(真面目です)

これはやっぱシアターNに行くべきだった。まだやってんのかなー。




2011年7月23日公開/イギリス/94分
監督:ギャレス・エドワーズ/出演:ホイットニー・エイブルスクート・マクネイリー