Exit Through the Gift Shop

ライズで「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」。

美術館の案内ボードを引用したタイトルはいい語感なんだけど、それをカタカナで見るとイグジットがかっちょわるい。EXITは相当カッコいいのに。
それを「お代は見てのお帰り」と訳した柳下毅一郎は流石。
まーそんなんはいいか。

前評判通りのとても良く出来た映画で、かなり面白い。
バンクシーはアートの強みとその諸さ、そして戦い方を知ってる(考えている)真面目で賢い男なんだと思う。今作に登場するシェパードらはバンクシーに比べるとアートを信じてる分、自身の成功に対する確信が弱い。

いや、もうアレだ、っやっぱ動いたもん勝ちだ。今作を牽引する無邪気なバカはとことん突き進み、うっかり真理にぶつかったりするから困ってしまう。

モノの見方を変えてみよう、考えよう。面白いけど、どーも説教臭い。

きっとバンクシーも好きなんだろうけど、俺は「ゼイリブ」のが100万倍好きだね!!



2011年7月16日公開/イギリス・アメリカ/87分
監督:バンクシー/ナレーター:リス・エヴァンス