爆音「アワーミュージック」

仕事終りにウェス・クレイヴンのDVDを借りて、明日も早いから一本だけ観て寝ようと思ってたんだけど、爆音での「アワーミュージック」がフィルムの都合上今日が最後になるかもしれないってのを知って、飯だけ食ってあわてて吉祥寺へ。飯の間だけ「カースド」を観てたんだけど、ちょっと軽薄な感じが面白そう。しかし、吉祥寺は遠いんで途中で止める。

チケットを買って(22番だった)、時間が出来たのでぶらぶらしつつ中古ビデオ屋で「ジャックポット」と「リリス」を買う。
20時55分の入場の頃にバウスに戻るとそこそこの人だかり。

「アワーミュージック」ははじめて。というか、ゴダール自体「勝手にしやがれ」「女は女である」「ソシアリスム」しか観てない。
正直、ゴダールよく分かんない。映画史の勉強もしてないし、ホークスもフォードもなんにせよ観てる数が少ないから、なにを壊してるのかもよく分かんない。本を読んだら分かるのか、読んでも分かんないのか、まだ分かんないのか、ずっと分かんないのか。とにかくもっと映画を観まくらないと。ジーン・セバーグアンナ・カリーナは可愛いんだけど…

今回の爆音も一番前の席に座れて良かった。バウスのでかいスピーカーがバリバリいって、体を揺らしだす。いつだって映画との距離をぶち壊す。やっぱ爆音はたまんない。「アワーミュージック」自体も爆音向きな作品だったと思う。
少しばかり寝てしまったんであれなんだけど、女の子が出てきて左から右へすーっと移動していくところは凄くいいシーンだった気がする。急にトーンが変わったというか、なんだか観ていて気持ちよかった。
あとマフラーのおっちゃんやらゴダールやら分かりやすい感じで赤い色がよく出てきて、対比するような感じで青も沢山使われてたような…ホークスの映画の一場面を使った男と女のカットバックの話はイスラエルパレスチナのことなんか?

あーなんかすげえぼんやり。んー…分からん!
DVDでもっかい観てみよう。